先日亡くなられたタレント 志村けんさんの出身地である東京都
東村山市。決して有名とは言い難い都市ですが、一体どのような
所なのでしょうか?調べてみました。
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東村山市について
東村山市は、東京都多摩地域の北部に位置する都市で、市の北側が埼玉県(所沢市)、その他の周囲を東京都(小平市、東大和市、東久留米市、清瀬市)に接しています。
面積は17、14平方キロメートル、人口は約15万人で、市内を通っている西武鉄道 西武新宿線で都心の高田馬場駅まで急行で30分で行けることから、ベッドタウンとして開発が進められました。
市の大きさは多摩地域26市中13番目、市制への移行も13番目(1964年4月)であり、東京都の市において中間の位に位置する都市です。
市内の大半は平坦な土地であることから、市内を流れる河川から水利を得た畑作
が盛んでした。
市内には旧石器時代からの遺跡が多く見られますが、古墳の存在は確認されていません。
鎌倉時代末期には当時の幕府軍と新田義貞率いる討幕軍との戦い(久米川の戦い)が起きています。
東村山市の名所
市内には神社仏閣等の歴史のある建物や、まだ多く残っている自然を利用した公園などがあります。
神社では、
八坂神社(7月に行われる例大祭、神幸祭・還幸祭が有名です)
秋津神社(7月に行われる例大祭の祭り囃子の最後には、舞台の上からお菓子がまかれるので地元の子供たちには人気があります)
お寺では、
正福寺(境内には多摩地域では唯一の国宝である千体地蔵堂があります)
公園では、
北山公園(新東京百景にも選ばれており、初夏には約10万本の花菖蒲、秋には曼殊沙華の花で有名です)
狭山公園(都民の水がめである多摩湖(村山貯水池)に隣接しており、春の桜などで人気があります)
八国山緑地(映画「となりのトトロ」に出てくる七国山のモデルにもなった場所です)
他には
都内でも古くからある酒蔵の1つである「豊島屋酒造」や
「志村けんの木」(志村けんさんの東村山市への貢献度を称えて植樹された3本のケヤキ。東村山駅の東口ロータリーにあります)などがあります。
東村山音頭を最初に歌った人は誰?
この歌を志村けんさんの歌、だと思っている人はいませんか?
実はこの歌は志村けんさんがアレンジカヴァ―したもので、原曲は昭和38年に発売されていたものだったんです。
この曲は当時の東村山町制定を記念(昭和38年)を記念し、当時あった東村山町農業協同組合が町役場の協賛を得て、キングレコードから発売されました。歌っていたのは当時人気のあった歌手の三橋美智也さん他、でした。
平成26年~28年までの間、西武新宿線東村山駅の発車メロディに使われていました。
この歌については現在CD化はされていませんが、東村山市の公式サイトで配信
(駅の発車メロディ、志村けんさんバージョン共に)されています。
志村けんさんがカヴァーしたバージョンでは、歌詞、メロディが原曲とは異なり、曲の一部については志村さん本人、いかりや長介さんが作詞・作曲しています。
この中で「東村山〇丁目」、という町名が出てきますが、この町名は東村山市内には実在しません。
流行した当時、この歌を聞いた子供たちが地元の交番に「東村山〇丁目はどこですか?」と聞いてまわっていた事があったそうです。
まとめ
東村山市は多摩地域の北部にあり、都心の高田馬場駅まで電車で約30分の距離にある。
都内であるにもかかわらず、一部に多くの自然が残っておりそれらを活かした公園がある。
志村けんが歌っていた東村山音頭には原曲があった。