あなたはイスラエルに行ったことがありますか(4)

旅行関係

写真などでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、水面に浮かんだまま読書することができる湖である「死海」。訪れた時のことを記してみたいと思います。

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テルアビブから死海へ

出張中に先方の好意で、休日に死海までのツアーに連れて行ってもらいました。
出発は朝の6時半、寝ぼけたまま観光タクシーに乗せられホテルから出発。

テルアビブからイスラエルの首都であるエルサレムを通ってここから約2時間半の道のりです。

(イスラエル政府はエルサレムが首都である事を宣言していますが、国際社会はこれを認めておらず各国が大使館を、また外国企業の多くも現地法人をテルアビブに設置するなどテルアビブを事実上の首都と見なしています)

エルサレムから死海に至るルートはまさにジェットコースター並みのルートです。
テルアビブの標高は地中海に面したビーチがありますから標高は0m、そこからエルサレムまでははひたすら坂を上って到着するとそこは標高800mの高さです。(冬は雪も降ることがあります)

そこからは坂をひたすら下って着いたところが水面下430mにある死海です。
道の途中には標高が水面下であることを示している石碑もあります。

死海へ到着

海は塩分を多く含んだ湖で、湖の東側はヨルダンに接しています。

この湖の水源は流れ込むヨルダン川のみで、周辺の気温は1年を通じて高い(23℃~39℃)為、水分蒸発量が供給量に追い付かず、このような塩分濃度になりました。

湖水の塩分濃度は約30%で、通常の海水の10倍に相当します。
水1リットル当たりの塩分量は230~270グラムで湖底に至っては約430グラムにもなります。

そのために水中に生物が住むことができないため、それが「死海」の語源になったといわれています。

(人によっては湖水により粘膜などの体の弱い部分が刺激され、激痛を伴うことがあります。私もツアーに参加するにあたってガイドから剃刀を使った髭剃りは2日前からするな、と注意されました)

湖岸では至る所に塩の塊を見ることができ、湖の底には一面ビーズのような丸い塩の粒が敷き詰められたようになっています。

イスラエルへいったことがありますか(5)へ続く

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