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モナコ公国はどこにある?面積は?人口は?
モナコ公国は西ヨーロッパ、フランスの地中海沿岸地方コート・ダジュールのイタリアとの国境近くに位置する国家で、首都はモンテカルロ、国土面積は2.02㎢、世界で2番目に小さく、 国連加盟国の中では世界最小の国です。
(因みに世界で1番小さい国はバチカンの0.44㎢)
公用語はフランス語、その他に英語、イタリア語などが使われています。
人口は36000人強(静岡県熱海市の人口とほぼ同数。熱海市の面積はモナコの約30倍)です。
陸地周辺の多くがフランスに接しており、山が多く平地が少ない地形です。
一定の税金が軽減、免除される租税回避地であることから、人口の84%がヨーロッパ国籍等の外国人が占めています。
モナコは年間を通して温暖な気候で地中海性気候に属し、夏は暖かく乾燥・冬も平均気温の10℃を下回ることはないので穏やかですが、雨が多くなります。
どんな歴史があるの?
モナコの歴史は古く、1297年1月8日、修道僧に変装して敵を油断させたフランソワ マリツァ グリマルディという人が当時敵対していた相手組織の要塞に浸入、その中にあった海に突き出した崖の岩山(モナコの岩と呼ばれる)を占領したことが現公国の始まりとされています。
現在の国のトップである大公は行政権の首長でもあり、裁判所の判決は大公の名において行われます。
恩赦や国籍の付与、勲章の授与なども大公の一存で行うことが出来るなど、大きな権力を持っています。
大公は大きな権力と同様に大きな財産も有しています。
あるマスコミの推定推定ですが、戦後当時破産寸前だったモナコを手て直したのは前大公のレニエ3世ですが、彼の財産は国内の高級な建物、有名な個人的に所有するコレクションなどを含めて数十憶ユーロ(数千億円?)と言われており、国の年間予算の半分は大公の個人的出費に当てられる、とのことです。
1911年以来、立憲君主制で、現在の君主は2005年に亡くなった前君主レニエ3世とアメリカの有名な女優であったグレースケリーとの間に生まれたアルベール2世です。
モナコの大公は世襲製ですが、もし将来モナコに男の跡継ぎがいなくなっても、近年結ばれた協定により、第二子でも跡継ぎできると変更され、今後モナコの将来は安泰といわれています。
どんな歴史があるの?
モナコと聞いて頭に思い浮かぶのは、「モナコGP」、「億万長者」、「税金」、「カジノ」などの文字が思い浮かべる人が多いかもしれませんが、どのような手段であっても大金を手に入れた人達に住みやすい環境を作ったお金持ちの為の国、それがモナコです。
我々が翌よく耳にする「モナコグランプリ」、テレビで見ても市街の狭い道路(モンテカルロ市街サーキット)を走り抜けていく様子が見て取れますが、世界中のF1グランプリ の中では非常に低速なコースだそうです。
モナコは国土が非常に小さく観光ポイントも限られているので、そこだけ見て回るのであれば公共交通機関(バスなど)を使えば1日でまわることができます。
調べてみると、
・カジノ
・大公宮殿、大聖堂
・歴史・海洋等の博物館
・庭園、等がありますが、モナコならではといったもので、運転手付きのフェラーリに乗ってドライブできる、といったものもあるようです。
調べてみればまだまだ面白いものがあるかもしれません。
どうやって行けばよい?日本からの直行便はある?
そんなモナコですが、日本からどのようなアクセス手段があるのでしょうか?
残念ながら日本からの直行便はなく、ヨーロッパ(フランス、イタリア等)経由でフランス領のニースへ。そこからヘリコプターに乗って入国するケース、
陸続きであるイタリア、フランスから鉄道を使って入国するケースなどがあるようです。
他に多くのクルーズ船の寄港地でもあるので、時間的、経済的に余裕のある方は是非ご利用してみてはいかがでしょうか。
空路で入国する場合、途中2~3回の乗り継ぎで片道¥200.000~、所要時間は24時間前後、
陸路(鉄道)で入国する場合は、例えばフランスのリヨンからTGV等を乗りついで行くケースでは、所要時間は5時間~、料金は95ユーロ~(¥11300~)で、シーズンによって
料金は変化するようです。他にはニースからモンテカルロへ移動する場合、所要時間は25分、料金は4.1ユーロ(約¥500)位です。
日本ではお金持ちしか行かないイメージの国ですが、訪れる機会があればご検討なさっては如何でしょうか?